Fenix インプレッション!!

2021.05.17

2021年モデルとして新しくRIDLEY(リドレー)から発表されたFenix(フェニックス)。

各メディアの走れる方たちのインプレッションが掲載され高評価を頂いています。

それでは、貧脚社員によるFenixのインプレッションです。

参考に身長は175cmでフレームサイズはSサイズです。

 

まず初めに、カチカチのフレームではなく適材適所に剛性と快適性をもったフレームだと感じました。

Noah Fast DiscやHelium SLX Discのように高剛性のフレームのように力をかけて進ませるバイクではなく、ダイアモンドシェイプされたフロント三角形(ヘッドチューブ、トップチューブ、ダウンチューブ)に十分な剛性はあるものの、BB周りからリアバック(チェーンステー、シートステー)にしなり(ウィップ)があり、力をかけるとしなったフレームが反発エネルギーで推進力へと変わっていることを感じました。

高剛性のフレームでは踏み切れない貧脚なので、このしなりが凄く乗りやすく個人的にハマってしまった1台です。

何よりRIDLEYの代名詞であるダイアモンドシェイプされた五角形のフレーム形状も見ていてカッコ良いですね。

このダイアモンドシェイプされた形状はフレームの剛性を上げるためだけではなく、転倒した時やハンドルをトップチューブにぶつけた時などトップチューブにクラックが入ることが良くあります。

ダイアモンドシェイプの角部分に特殊な素材を入れており、外的強度も上げています。

 

細身の高剛性ストレートフォークのお陰でハンドル操作性も良く狙ったラインをトレースでき、ダンシングも軽い力でハンドルを振ることができるので、長距離やレースなどでも上半身の力を温存するのに役立ちますね。

私はどちらかというとダンシングが多いので、ストレートフォークの軽やかなハンドリング性能が好みです。

 

全体的に剛性としなりが融合した乗りやすいフレームになっていますが、付属されている専用ハンドルが気に入ってしまいました。

付属している専用ハンドルは上位モデルNoah Fast Discと同じ物を使用しており、高剛性で安心して力を預けることができるのと、扁平した形状が握りやすく、手の接地面積が大きくなることで力が分散され長い距離を乗っても手が疲れなかったです。

扁平されたハンドルは実測で測ると厚み21.5mm、幅43mmです。

 

手の母指球と小指球部分がハンドル上部にフィットして安定します。

私はここを握る時間がとても長いので、このハンドル形状が凄く良かったです。

 

 

上ハンドルを握った時は手の平と指がハンドルにフィットします。

登りなどでハンドルを後ろに引く時、指の曲がりに対しハンドルがフィットしているのでハンドルが凄く引きやすく感じました。

 

ジオメトリーはエンデュランスバイクとして必要な直進安定性と振動吸収性を良くするためにチェーンステーは少し長い410mmに設計されています。今回使用したタイヤは25cでしたが、タイヤサイズも最大で28cまで対応しているので、タイヤを太くすることでエアーボリュームも増え、更に快適性を高くすることもできます。

 

エアロエンデュランスレーサーと名付けられただけに、専用ハンドルを採用することでケーブル類を完全内蔵化しハンドル周りで起きる空気抵抗の低減、エンデュランスに求められる快適性能と走行性能、レーサーだけではなく自転車を効率よく走らすために必要な剛性を兼ね備えた1台ですね。

「エアロ」「エンデュランス」「レーサー」と欲張りに聞こえそうですが、乗ってみて感じたのはこれらを実現した1台と思いました。

 

Fenixの詳細こちら

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