ツール・ド・フランス 2021

2021.07.20

6月26日にフランス北西部のブルターニュで開幕した第108回ツール・ド・フランス2021。

ブルターニュをスタートした23チーム184名の選手でしたが、3週間に渡る戦いで42名の選手がリタイア。

そして7月18日にパリ・シャンゼリゼに142名の選手がゴールし閉幕しました。

 

今大会、ロット・スーダルは、カレブ・ユアンのステージ優勝とマイヨヴェールの獲得を目標にスプリンターチームとして8名がスタートしました。

151 カレブ・ユアン(オーストラリア)

152 ジャスパー・デブイスト(ベルギー)

153 トーマス・デヘント(ベルギー)

154 フィリップ・ジルベール(ベルギー)

155 ロジャー・クルーゲ(ドイツ)

156 ハリー・スウェニー(オーストラリア)

157 トッシュ・ファンデルサンド(イタリア)

158 ブレント・ファンムール(ベルギー)

 

第3ステージ

ツール・ド・フランス開幕から3日目のピュアスプリンターステージ。

レース序盤からロット・スーダルがチーム一丸となってレースをコントロールし、最終局面までシナリオ通りの完璧なレース運び。

ステージ優勝すれば早くもマイヨヴェール獲得が決まる状況。

しかし、ラスト150mのスプリントを開始した直後にカレブ・ユアンが落車。

 

コース上に倒れ込み動かないカレブ・ユアン。

アシストを終えたチームメイトも足を止めカレブ・ユアンを心配していました。

ゴールラインに辿り着けず救急搬送されたカレブ・ユアンは、鎖骨が4つに分かれる骨折で手術が必要となり、ツールを去ることになりました。

そして、多くの選手が落車するステージとなりました。

今大会、カレブ・ユアンのステージ優勝とマイヨヴェール獲得に向けチーム構成されたロット・スーダル。

エースのスプリンターを失ってしまい第4ステージからは作戦を変更することになりました。

第4ステージ

絶対的エースのカレブ・ユアンを失いスプリンターチームから逃げチームへと作戦変更したロット・スーダル。

今年の5月に開催されたクリテリウム・デュ・ドーフィネで独走逃げ切りでプロ初優勝を飾ったばかりのブレント・ファンムールが第4ステージで逃げることに。

ファーストアタックを決め2名で逃げる展開に持ち込んだブレント・ファンムール。

そして、ラスト14kmから独走態勢で逃げ続け、ツール・ド・フランス初出場で逃げ切りステージ優勝かと思いましたが、ゴール手前200mで集団に吸収。

ギリギリ逃げ切るか興奮した話題のステージとなりました。

持ち前の独走力で138kmを逃げ続けたファンムールが第4ステージの敢闘賞を獲得しました。

レース後、逃げ切れず悔し泣きのファンムールに逃げ職人の先輩トーマス・デヘントは「君は戦いに負けたが経験を勝ち取った。次だ。」と次世代の逃げ職人にメッセージを送っていましたね。

そして、2016年以来、5年ぶりのツール・ド・フランスでステージ優勝したマーク・カヴェンディッシュ(ドゥクーニンク・クイックステップ)。復活を思わせるツール通算31勝目です。

 

第6ステージ

ファーストアタックでジャスパー・デブイストとトッシュ・ファンデルサンドが入ったと思いましたが、直ぐに吸収され、次に8名の逃げが形成されトーマス・デヘントも入りましたが8名の協調体制うまくいかず集団に吸収。

そして次にロジャー・クルーゲとグレッグ・ファンアーヴェルマート(アージェードゥーゼール・シトロエン)が逃げはじめ、ラスト2.5kmまで2人で逃げ続けましたが集団に吸収。

 

第7ステージ

マイヨジョーヌのマチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)を含む大人数の29名の逃げ集団を形成。ブレント・ファンムールとハリー・スウェニー、フィリップ・ジルベールが入りました。

最初の山岳でブレント・ファンムールを含む4名が抜け出すも更にスピードアップしたモテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)から遅れてしまいステージ9位でゴール。ジルベールも16位でゴール。

 

第10ステージ

スタートアタックを決め逃げ始めたトッシュ・ファンデルサンドとユーゴ・ウル(アスタナ・プレミアテック)。

168km逃げましたが残り22kmで集団に吸収。

 

第12ステージ

13名の逃げが決まりハリー・スウェニーとブレント・ファンムールが入りました。

ハリー・スウェニーが13名の集団からアタック。

補給食を食べようと思ったタイミングにアタックチャンスが来てしまったのか?

補給食を食べながらモグモグアタックとなってしまいました。

ハリー・スウェニーがステージ3位。ブレント・ファンムールも8位でゴール。

 

第13ステージ

スタート前に逃げ宣言をしていたトーマス・デヘント。

スタート直後から宣言通りに動き出したトーマス・デヘントですが、デヘントの逃げを集団は許してくれなく吸収。逃げ職人と言われるだけあって簡単には逃げさしてくれない状況が続いてしまいます。

残り70km地点でメイン集団にいたフィリップ・ジルベールが加速。強風と悪路の路面の下りで緊張感が増した集団内で大落車が発生。

ロジャー・クルーゲが上半身の擦過傷と肘を打撲と縫うような傷によりリタイアとなってしまいました。

そして、ツール・ド・フランスでのステージ最多記録をもっているエディ・メルクスの通算34勝に並んだマーク・カヴェンディッシュ(ドゥクーニンク・クイックステップ)。

 

第19ステージ

スプリンター向けの平坦ステージとあって集団スプリントに持ち込まれると予想された第19ステージ。

トーマス・デヘントのファーストアタックを経て、レースの中盤に20名に増えた逃げ集団にブレント・ファンムールが入りましたが、残り43kmを切ったぐらいでステージ優勝に向けアタックが始まりブレント・ファンムーㇽは遅れてしまいました。

 

第21ステージ

ツール・ド・フランス46年続く最終ステージのパリ・シャンゼリゼの周回コース。

3週間前にブルターニュで始まったツール・ド・フランスも総走行距離3414.4km。

各賞の祝福や選手たちの顔にも笑顔が見える中、レース中盤になると最終ステージのバトルが始まりました。

ハリー・スウェニーが逃げて、その後ブレント・ファンムールが逃げるもスプリントに持ち込みマーク・カヴェンデッシュでステージ優勝とエディ・メルクスが持つツール通算34勝の記録を更新すべくドゥクーニクンク・クイックステップがペースアップし逃げを吸収。

カヴェンディッシュのステージ優勝は叶わず、ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)がステージ優勝。

今年で引退を発表したアンドレ・グライペルもステージ5位でゴールしていましたね。

グライペルはロットチームに所属していた時に、Noah SL、Noah Fastの開発に携わった選手です。

 

2年連続マイヨジョーヌを獲得したタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)。

第5ステージの個人タイムトライアルで優勝し、第8ステージでは雨が降る悪条件の山岳ステージで圧倒的な走りを見せ、マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)からポガチャルへとマイヨジョーヌが動きました。

そして第17ステージと第18ステージでもステージ優勝し、ステージ3勝を挙げパリに凱旋したポガチャル。

昨年もステージ3勝しており2年連続でステージ3勝とマイヨジョーヌ(個人総合成績)、マイヨポア(山岳賞)、マイヨブラン(ヤングライダー賞)を獲得。

今年のツール・ド・フランスでは絶対王者らしい走りを見せつけられましたね。

 

しかし、今年のツール・ド・フランスで印象に残ったのはグレッグ・ファンアーヴェルマート(アージェードゥゼール・シトロエン)と現世界チャンピオンのジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)。

ファンアーヴェルマートは沢山のステージで逃げ、アラフィリップも逃げとカヴェンディッシュのためのスプリントの牽引役で存在感を感じました。

 

今年のツール・ド・フランスではロット・スーダルは3日目にしてエースを失い苦しい展開になってしまいましたが、新しい逃げ職人ブレント・ファンムールが誕生したツール・ド・フランスでした。

 

目標であったカレブ・ユアン自身初となるポイントジャージのマイヨヴェールを獲得しパリに凱旋し、RIDLEYとして2006年のロビー・マキュアンが獲得以来15年ぶりのマイヨヴェール獲得と想像していました。

 

近いようで遠かったマイヨヴェール・・・

 

来年に持ち越しです!!

 

最後にツール・ド・フランスに出場したチームは23チームでした。

そのうちステージ優勝したチームは8チームです。

やはりチーム力が高いドゥクーニンク・クイックステップとユンボ・ヴィスマのステージ優勝は多いですね。

ステージ5勝:ドゥクーニンク・クイックステップ

ステージ4勝:ユンボ・ヴィスマ

ステージ3勝:UAEチームエミレーツ

ステージ3勝:バーレーン・ヴィクトリアス

ステージ2勝:アルペシン・フェニックス

ステージ2勝:ボーラ・ハンスグローエ

ステージ1勝:アージェードゥーゼール・シトロエン

ステージ1勝:トレック・セガフレード

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